環境・水技術セクターでは、技術、製品、機器、および装置を対象としています。具体的には以下のサブセクターが含まれます。

  • 排水処理
  • 大気汚染制御
  • 廃棄物管理
  • リサイクル
  • 土壌保全
  • 騒音防止
  • バイオガス
  • バイオマス
  • 淡水供給
  • 水処理
EUの特徴

環境・水技術セクターのグローバル市場において、ヨーロッパの立ち位置は非常に高い者となっています。ヨーロッパのグリーン産業はブームを迎えていて、環境産業は、2008年の金融危機以降、著しい成長を遂げた数少ない経済セクターの1つとして挙げられます。

欧州連合(EU)では、すでに300万人を超える人々がエコ産業に従事しており、グリーン技術のグローバル市場―2010年の市場規模は約1兆ユーロと推定されます。また、2020年までにその規模は倍増すると見込まれています。言い換えると、環境・水技術セクターには、EUの雇用と成長の原動力としての大きな可能性があると言えます。

排水処理、淡水供給、および水処理

ヨーロッパの水・排水処理産業は、2010年の総売上高が約950億ユーロに上ったと推定されています。また、極めて重要な点として、水・排水処理産業のグローバル市場の上位5社は、全て欧州企業だったことが挙げられます。計算によると、フランスとドイツの電力会社によって占められたこれらの多国籍企業が、2010年のグローバル市場の32%を占めています。

土壌保全

土壌保全市場の主要な原動力はEU指令です。このサブセクターの規模は、2011年の時点で20~100億ユーロだったと推定されます。

この産業の特徴として、少数の大企業が占めていることが挙げられます。また、イギリスがEU有数の規模の市場として台頭しており、最先端セクターの1つとして、研究開発に対する強力な支援と相まって高度なイノベーションを生み、業界をリードするたくさんのグローバル企業を擁して、新技術の大規模な現場実証を行っています。

廃棄物管理とリサイクル

欧州委員会の計算によると、2009年のヨーロッパの廃棄物管理およびリサイクルの総市場規模は950億ユーロを上回りました。さらに、ユーロスタット(EU統計局)のデータから、2001年以降、最大の成長機会を迎えていることが明らかになっています。

大気汚染制御と騒音防止

大気汚染制御と騒音防止の主要な法的原動力は、EU指令と、さらに厳しい制限を設けている場合もある各国の法律です。ヨーロッパ市場全体の規模は、2011年の時点で約160億ユーロと推定されます。生産とEU域外貿易の両方で、ドイツ企業が大気汚染制御に関連する技術製品のほぼ全てにおいて支配的な地位を維持しています。2006年には、ヨーロッパのリサイクル産業単独で、190億ユーロから424億ユーロへと2倍を超す成長を遂げました。中でも規模が大きいのはフランスですが、イギリス、ドイツ、イタリア及び新規加盟国もその存在感を示すようになっています。

バイオガス

バイオガスというサブセクターに対する技術投資の2大要因として、従来の化石燃料による発電に関連する価格の高騰と、それらの燃料の使用が環境や気候に及ぼす影響を削減する必要性が挙げられます。ヨーロッパのエネルギーミックスにおけるバイオガスの役割が着実に増していることを疑う余地がありません。すべてのEU加盟国にバイオガスセクターが存在しますが、わずか10カ国でヨーロッパの全バイオガス生産量の85%を提供しています。

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